どうもどうも、皆さんご機嫌いかがでしょうか。こちら、人生「楽しんでなんぼ」精神で邁進中のIT社長にしてフリーランスエンジニアの冨樫俊一でございます。普段はエンターテックだのAWSだの、なんちゃってカタカナ用語を並べて世界をまたにかける(つもり)な私ですが、最近ネット界隈でちょっと気になる話を耳にしましてね。
その噂というのが、「AIに日本語を教えると、なんと時給4000円くらい稼げるらしい」と来たもんだ。「Outlier」という謎めいた企業が「日本語コントリビューター」みたいな募集をかけておりまして、「マジかよ?」と正直思いました。
AIに日本語を教えるって、いったい何やるんじゃい?
「こんにちは、これはりんごです。IT企業のAppleじゃありませんよ」的なことを教える仕事なのか?とか、脳内で勝手な妄想が膨らむわけです。
まあ何はともあれ、やってみなければわからない。ドバイ発(かどうかは知らんけど、前回ZEDとか言う怪しいDMが来たこともあり、海外絡みの仕事にはちょっとしたロマンと警戒心がある)な感じの怪しい風味もなくはないが、巷で話題ということは何かしら理由があるだろうと踏んで、思い切って申し込んでみたわけです。
で、まずは登録作業、これがまた、英語で回答すべきところは英語で、という指示があったり、スキルシート提出だの、まあまあ手順がある。でもですね、ちょっとした英語はいけちゃうわけですよ。
何しろIT業界で長年飯食ってると、カタコト英語くらいは扱えるんです。AWSでサーバレスやらコンテナやら触ってれば、Docsは英語で読むのがデフォルトですからね。
そして、アカウント作成完了したら、早速、まずは日本語能力テストとやらを受けることに。
落ちた人のブログを事前に読んでみると、どうやら英語対応箇所を日本語で返しちゃったり、英語スキルシートを出さなかったりと、基本ルール無視で落ちてるケースが多いっぽい。
さて、結果はいかに、、、
合格!!
私は普通に受かりました。テストは全て日本語ですし、英語は必要ないです。ただ、文字数超えては入力できないので注意ですね。
結果、「合格!」との通知が来て、めでたくOutlierへの一歩がスタートできた次第です。
ここでちょっと、Outlierでのテスト受験時の注意点をシェアしときましょう。
まず、端的に回答すること。なぜなら、文字数制限や時間制限が設定されているので、グダグダ長く書いていると時間切れになったり、規定オーバーでアウトになる可能性大。極力シンプルかつ的確に答えるのが肝です。
さらに、読み上げ試験では、ビデオを毎回レコーディングするんですよ。つまり、テキパキと話す練習をしておかないと後で苦労します。起承転結を意識し、短い尺で「何が言いたいのか」を伝えるスキルが求められる。それこそ、私の経営しているITComeTrueでも、プレゼンやピッチをやる機会はありますが、それと同じイメージですね。短い時間で要点を述べる訓練はビジネススキルとしても非常に有益です。
で、実際に業務が始まれば、AIに対して日本語のニュアンスや単語を教えたり、言い回しの違いを示したりするんでしょうか。詳細はこれからですが、こうした「言語訓練」によってAIがより自然な日本語を習得し、将来的には翻訳精度の向上やカスタマーサポート向けチャットbotの品質改善なんかに役立つはずです。
時給4000円ってのは、ぶっちゃけかなり魅力的ですよね。リモートワークでできるらしいし、ちょっとした空き時間でサクサク働ければ、英会話教室の先生や副業コンテンツクリエイターみたいな雰囲気でお小遣いを稼げそう。「日本語ができる」って、我々ネイティブには当たり前過ぎて意識したことがないスキルですが、こうやって海外(の企業かもしれない)から評価されると、なんだか少し嬉しいものです。
というわけで、株式会社ITComeTrue社長・冨樫俊一、47歳、「人生楽しんで行こう」系IT野郎は、AIに日本語を教えるという不思議なバイトを始めることになりました。まだ始まったばかりなので、実際に案件が流れてくるのか、時給4000円ペースでガッツリ稼げるのか、この辺りは今後の展開次第。でもこういう新しいことに挑戦してみるのは大好きなので、続報を楽しみにしていてください。
これからは、「IT社長がAI相手に日本語教育」という、なんだかシュールな構図になりそうですが、それはそれで面白いじゃないですか。次回は実際にアルバイト業務が始まったら、その実態や感想、どれだけ稼げたのかなんかも包み隠さず書いていこうと思います。